40周年特設ページ

記念式典・記念講演会が行われました

平成30年10月20日(土)

茨城県教育長様、鹿嶋市長様、県内各学校長様をはじめ多くのご来賓のご臨席を仰ぎ、盛大に清真学園創立40周年記念式典が挙行されました。国歌斉唱のあと、まず山田実行委員長、林田理事長、大津学校長の式辞、来賓の皆様のご祝辞と厳粛な式が進みました。

続いて、この日のために作曲された作曲家池辺晋一郎氏による「清真学園のためのファンファーレ〈創陵〉」の初演披露がおこなわれました。

作曲者である池辺晋一郎先生は、東京音楽大学名誉教授で、交響曲、管弦楽曲、合唱曲などはもとより、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』などのドラマ音楽、黒澤明『影武者』今村昌平『楢山節考』『うなぎ』などの映画音楽や演劇などの舞台音楽を数多く作曲される一方、読売新聞他にエッセイを連載されたり、NHK「N響アワー」の司会を長年務められるなど多方面でご活躍です。本校にはかつて中学講演会で音楽部のオーケストラを振りながらのご講演をいただいたご縁があります。作曲にあたってのメッセージをいただきました。

〈お祝いにかえて〉

池辺晋一郎

演劇の仕事が多いので、シェイクスピアなどの芝居のために「ファンファーレ」はたくさん書いてきた。また、さまざまなイヴェントのための「ファンファーレ」の依頼も少なくない。だが、まず吹奏楽で開始し、途中からオーケストラになるという清真学園40周年記念の今回のようなケースは、まったく初めてである。このように豊穣な形態が可能、ということに、まず瞠目を抱いた。のみならず、多大な興味とともに作曲をさせてもらった。40年という歳月を重ね、このような独自の活動を展開させ、すばらしい果実を実らせつづけてきた清真学園に、あらためて敬意を表し、この「ファンファーレ」の作曲という営為を通じて、その輝く歴史にわずかでも関わることができたことを、嬉しく、かつ誇りと感じている。演奏する生徒諸君と先生諸氏、学園に関係するすべての方々へ、心からの祝意とともにこの「ファンファーレ」をお届けしたい。

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このあと校歌を高らかに斉唱して式典は厳かに終了しました。

休憩の後、記念講演会が行われました。

保護者・卒業生にも公開され、式典から引き続いて参加の来賓・生徒・教職員もふくめて約1200名が第一体育館に待つなか、講師の落合陽一先生が登壇されました。

演題は「これからの世界をつくる仲間たちへ」

コンピュータサイエンスの研究者であり、企業、アーティストの3つの顔をもつ先生の自己紹介にはじまり、常に行動の基準にすべき5つの問いを軸にお話しが展開されました。時に会場の生徒とのコミュニケーションを取りながら60分を駆け抜けるようにお話しいただきました。会場全体が終始引き付けられ圧倒され、終了後の質問は次々と手が上がり、打ち切らざるを得ないほどに熱気を帯びたものとなりました。生徒の謝辞と花束贈呈のあと、万雷の拍手のなか落合先生は会場をあとにされました。

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約3時間の40周年記念式典と講演会はめでたくお開きとなりました。式典・講演会が滞りなく挙行できましたことは偏に皆様のご理解ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

尚、午後は会場を鹿島セントラルホテルに移しての大同窓会も開催されました。

学校キャラクターの誕生

周年事業の一環としてこのほど学校キャラクターが設定されました。このキャラクターは40周年の1年限りではなく、今後継続的に学校の顔としてさまざまな場面で活用してまいります。原案は本校美術担当の筒井教諭が作成、活用版については生徒の製作チームが参画して製作しました。愛称や性格付けについては生徒に公募し、以下のように決まりました。

愛称:ずく丸くん

男の子。好奇心旺盛で,いつも新しいことを探して学園内を飛び回っている。お仕事は,清真学園の魅力を皆に伝える事。卒業生と在校生の繋がりを大切にし,常に生徒達を見守っている。

美しい青い羽には情熱と知恵と幸福が宿っている。キリッとしたその目からクールに見られがちだが,体育祭や創陵祭に対する想いは誰よりも熱い。体育祭と創陵祭の時期には青い羽が輝きを増し,団活動やクラス活動を盛り上げる。

そよ風を感じながら本を読むこと,星の観察をすることが好き。お気に入りの場所は時計台の上と鹿島神宮。好きな食べ物は年に一度の清真饅頭。

周年事業における募金のお願い

関係の皆様
「清真学園創立40周年記念事業募金の趣意」を掲載いたします。
本校は、建学の精神「波荒き鹿島砂丘に、人間性の勝利をめざし、常に心清く、豊かな知性をもって真理を追究する」のもと、地域のリーディングスクールとして「師弟同行」「全人教育」の実践に取り組んでまいります。
多くの皆様のご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。20180523 40周年記念事業実行委員会規約募金の趣意書

40周年事業の概要

おかげさまで清真学園は、平成30年度に40周年を迎えます。皆様のご支援のもと、地域のリーディングスクールとして歴史を積み重ねることができました。40周年事業の概要をご紹介いたします。

 

1.10月20日(土)40周年記念式典
・式典行事に引き続き
①池辺晋一郎先生作曲
「清真学園のためのファンファーレ〈創陵〉」披露演奏
*池辺氏は黒澤明・今村昌平両監督のカンヌ映画祭グランプリ作品の音楽やNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』『元禄繚乱』などの音楽、NHK「N響アワー」の司会などで知られる日本を代表する現代音楽の作曲家です。

②記念講演 筑波大学准教授・アーティスト 落合陽一先生
演題「これからの世界をつくる仲間たちへ」
*落合氏は学際情報学の研究者、世界的なメディアアーティスト、企業経営者でもあります。その著作はベストセラーとなり、メディアへの登場も多く、各方面に強い影響を与えています。
**講演は卒業生・保護者の方に一部公開することを検討しております。後日お知らせします。

2.記念制作
①記念誌(平成20年以降の10年の記録)②記念DVD ③マスコットキャラクター 等

3.整備事業
①ICT環境(プロジェクト・電子黒板)の整備 ②生徒海外派遣支援事業 等

 

重ねて多くの皆様のご支援を賜りますよう、お願いいたします。

大洗鹿島線のヘッドマーク

平成29年開催された第6回全国高校生地方鉄道交流会の、企画部門最優秀賞受賞の副賞として鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の列車の先頭につけるヘッドマークのデザイン権を獲得し、平成29年10~12月まで実際に列車に掲示されて走行しました。現在は図書館前ロビー最上段に展示されています。「清真学園40」の文字が40周年を表現しています。